「ひもトレ」ってご存知ですか?
バランストレーナー・まるみつ代表の小関勲さんの開発された、
ひもを用いた心身調整法。
ひもを身体のいろいろなところに巻きつけるだけ、
あるいは巻きつけて体を動かすことで、
身体能力が改善されていく、
という摩訶不思議な方法なんですね。
その講座が7月23日、鳥取県江府町で開催されました。
「令和5年7月23日開催 ひもトレ講座について」
私自身は数年前に一度受講したことがありましたが、
地元近くでの開催ということもあって、
再参加させていただきました。
以前と変わらず、穏やかな表情とお話。
でも、そこで語られる様々な事例は、
驚くべきものばかり。
プロのアスリートだけではなく、
体が不自由なお年寄りの身体状況が改善されていったという例などは、
目がテンになります。
いくつもの事例を見せていただいたあとで、実習。
まずはひもをつけないで動作して、自分の体の状況を観察。
その上で、今度はひもをつけて同じ動作をして、
どのように変わるかを実感。
たとえば、両手にひもをかけて、
体をひねったり、前屈、後屈。
ひもをつけて動作すると、明らかにからだの伸びが変わり、
よりよく体が動く!
腰に巻いて座っているだけで、
腰痛が軽減した人もおられました。
(私は「肚が据わる」ようにどっしりとした感覚がありました。)
そう、ひもをつけて動作するだけでなく、
つけたまま日常生活をしてもいいんです。
それだけで、体が整い、よりパフォーマンスのいい姿勢、
動作ができるようになるんですね。
小関先生ご自身は
「なんでそうなるのかの理屈はわかりません」
とおっしゃり、また、
「理屈を考えて動作するとうまくいかなくなるんです。
でもひもに任せるとうまくいくんです」
とも。
私が感じた面白さとしては、
・横隔膜が緩んで、腹式呼吸が楽にできるようになった。
・たすき十字にかけていると、それだけでも小周天が巡る。
・ひとまずひもを身に着けて、動作がよくなったあとで、
今度はひもをとって同じ動作をすると、
整った状態と動きを体が覚えているようで、
同じような効果が得られたことがあった
ということですね。
数年前は、講座に出てそれっきりにしていたのですが、
再受講して、今度は続けてみる気になりました。
なんせ腰に巻くだけで、肚が据わる、
ということは鉄布衫功などをするときには、
とっても役に立つことが期待できそうなので!