練功日誌(230317)

昨夜は知人と「タオ人間医学を読む」の練習会。
先週、基本の小周天の準備を復習し終わったので、
今回から基本の小周天を開通させる、
という第6章の内容に入る。

準備のところをざっと書いておくと、
1. 気功ウォームアップ
2. シックス・ヒーリング・サウンズ
3. 安定した姿勢で座る
4. 内側にフォーカスする
5. インナー・スマイル
6. 元気を活性化させる

簡単な前ふりのあと、早速これらを行った。

  1. 気功ウォームアップ
    付録にある「背骨揺らし」で背骨をリラックスさせ、
    気が通りやすくなるようにスペースを作る。
  2. シックス・ヒーリング・サウンズ
    音だけを使って、内臓を活性化させる。
  3. 安定した姿勢で座る
    背骨が重力に平行になるように、
    首、胸、お腹を緩める。
  4. 内側にフォーカスする
    まずは周りにどんな音がしているか、
    軽くフォーカス。
    続いて今度は体の内側はどんなふうに感じられるか、
    これも軽くフォーカス。
  5. インナー・スマイル
    「タオ人間医学」バージョン
    1回目は少しゆっくりと、
    2回目はちょっと速く
    体の前面、内臓だけに微笑みのエネルギーを流し込み、
    温める。
  6. 元気を活性化させる
    ・ふいご呼吸
    ・腎臓をマッサージして温める
    ここまでやったら、丹田と命門で生成された気を元気に流し込む。
    ・下腹部を軽くマッサージして性センターを活性化させる。
    生成されたエネルギーを元気に流し込む。
    ・元気の熱を点になるくらいまで圧縮する。

復習も兼ねていたので、ここまでで30分ほど。
元気のところに作った砂粒のような点が、ものすごく熱くなり、
その熱が全身に広がっていった。
春先でまだそんなに気温が高くなかったのにもかかわらず、
全身が軽く汗ばんでいた。

で、ここからがこの日の本番。
初めてということもあって、丹田と性センターを結ぶところだけ。

まず丹田のところにある熱の塊を反時計回り、次に時計回りに回転させる。
丹田と性センターがパイプでつながったとイメージして、
その熱を性センターに移動させ、
性センターで反時計回りと時計回りに熱の塊を回転させる。

今回はここまでやって収功。気のセルフ・マッサージをして終えた。

基本の小周天はこのあと「タオ人間医学」の図5−1にあるそれぞれのツボのところで上と同様のことを行い、
督脈と任脈をつなげ、最終的には小周天の輪を完成させ、そこに繰り返し、気のすむまで気を流していく。

とても時間がかかることは容易に想像できるだろう。
もっとも慣れてくると、比較的短時間ですみ、
それぞれのツボに軽くフォーカスするだけで気が移動していって、
小周天を一周するようになる。
そうなればあとはそのスピードを上げていけばよい。

この段階に少し時間をかけて、しっかり取り組んでおくと、あとがかなり楽になる。
面倒臭がらずにやっておくといい、とは自戒を込めて。

一緒に練習してくれた仲間の1人は、腸がグルグルと音を立ててる、
とシェアしてくれた。
私もこの日の朝やっていたのだが、同じように腸がグルグルと鳴っていた。

もう1人は、体全体が熱くなってボーッとしてる、
と言っていた。

タオイスト・ジャパンのワークショップなどでは、
「3つの火と6方向」
という功法がこれに対応するもの。
この功法はコンパクトにまとまっていて、
丹田を活性化させ、ツボを開き、小周天を巡らせる、
までが短時間でできるような構成になっている。
私のお気に入りの功法の一つである。

終わったあと就寝したが、
時としてなかなか根付かれないのだが、
昨晩はぐっすりと眠り、いつもの起床時間までが一瞬だった。

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