昨夜は知人と「タオ人間医学を読む」の練習会。
先週、基本の小周天の準備を復習し終わったので、
今回から基本の小周天を開通させる、
という第6章の内容に入る。
準備のところをざっと書いておくと、
1. 気功ウォームアップ
2. シックス・ヒーリング・サウンズ
3. 安定した姿勢で座る
4. 内側にフォーカスする
5. インナー・スマイル
6. 元気を活性化させる
簡単な前ふりのあと、早速これらを行った。
- 気功ウォームアップ
付録にある「背骨揺らし」で背骨をリラックスさせ、
気が通りやすくなるようにスペースを作る。 - シックス・ヒーリング・サウンズ
音だけを使って、内臓を活性化させる。 - 安定した姿勢で座る
背骨が重力に平行になるように、
首、胸、お腹を緩める。 - 内側にフォーカスする
まずは周りにどんな音がしているか、
軽くフォーカス。
続いて今度は体の内側はどんなふうに感じられるか、
これも軽くフォーカス。 - インナー・スマイル
「タオ人間医学」バージョン
1回目は少しゆっくりと、
2回目はちょっと速く
体の前面、内臓だけに微笑みのエネルギーを流し込み、
温める。 - 元気を活性化させる
・ふいご呼吸
・腎臓をマッサージして温める
ここまでやったら、丹田と命門で生成された気を元気に流し込む。
・下腹部を軽くマッサージして性センターを活性化させる。
生成されたエネルギーを元気に流し込む。
・元気の熱を点になるくらいまで圧縮する。
復習も兼ねていたので、ここまでで30分ほど。
元気のところに作った砂粒のような点が、ものすごく熱くなり、
その熱が全身に広がっていった。
春先でまだそんなに気温が高くなかったのにもかかわらず、
全身が軽く汗ばんでいた。
で、ここからがこの日の本番。
初めてということもあって、丹田と性センターを結ぶところだけ。
まず丹田のところにある熱の塊を反時計回り、次に時計回りに回転させる。
丹田と性センターがパイプでつながったとイメージして、
その熱を性センターに移動させ、
性センターで反時計回りと時計回りに熱の塊を回転させる。
今回はここまでやって収功。気のセルフ・マッサージをして終えた。
基本の小周天はこのあと「タオ人間医学」の図5−1にあるそれぞれのツボのところで上と同様のことを行い、
督脈と任脈をつなげ、最終的には小周天の輪を完成させ、そこに繰り返し、気のすむまで気を流していく。
とても時間がかかることは容易に想像できるだろう。
もっとも慣れてくると、比較的短時間ですみ、
それぞれのツボに軽くフォーカスするだけで気が移動していって、
小周天を一周するようになる。
そうなればあとはそのスピードを上げていけばよい。
この段階に少し時間をかけて、しっかり取り組んでおくと、あとがかなり楽になる。
面倒臭がらずにやっておくといい、とは自戒を込めて。
一緒に練習してくれた仲間の1人は、腸がグルグルと音を立ててる、
とシェアしてくれた。
私もこの日の朝やっていたのだが、同じように腸がグルグルと鳴っていた。
もう1人は、体全体が熱くなってボーッとしてる、
と言っていた。
タオイスト・ジャパンのワークショップなどでは、
「3つの火と6方向」
という功法がこれに対応するもの。
この功法はコンパクトにまとまっていて、
丹田を活性化させ、ツボを開き、小周天を巡らせる、
までが短時間でできるような構成になっている。
私のお気に入りの功法の一つである。
終わったあと就寝したが、
時としてなかなか根付かれないのだが、
昨晩はぐっすりと眠り、いつもの起床時間までが一瞬だった。